複雑な社会課題に挑む、未知なる専門家の育成
グローバル化、人口構成の変化、環境問題といった21世紀型の複雑な課題は、単一の技術や思考では解決できません。我々は、組織として常に更新し続け、多様な専門性を柔軟に複合させることで、これら「厄介な問題」に立ち向かいます。 私たちは、以下の3つの能力を備えた人材を育成します。 新しい価値の創造:高度な表現技術を基軸に、プロダクトからビジネス、テクノロジーに至る専門知識を統合し、製品やサービスの価値を不断に更新する力。異分野間の連携・横断:グローバル・ローカルの垣根なく課題を発見し、異分野の専門家チームを主導するディレクションやファシリテーション能力。新しい社会環境の構築:社会的枠組みから発想し、ビジネスマインドを持って解決策を社会実装する力。 多くの卒業生が、これまで存在しなかった仕事に就く未来に向けて、工繊デザインは、未だない分野の専門家を輩出することを目指します。
コースから専攻までの流れ
工芸科学部 デザイン・建築学課程 デザインコース

デザインコースでは、デザイン理論・芸術理論とデザイン実習、さらにマネジメントやエンジニアリング系の理論や演習を通して、生活をデザインの力によって形成していく広範な知識と技術の修得を目指します。そして、プロダクト、ヴィジュアル、スペース等ものづくりに関わる専門的デザイン能力を修得すると同時に、産業構造の変化等を見据え、時代に応じて変化する社会的な課題に対し、新たなサービスの創造や社会実装化を率先して実現できる能力を育みます。また、新旧が共存する京都という地の中で、歴史と先端の融合をデザイン・エンジニアリング・マネジメント・キュレーションの観点で昇華させ、新たな価値を創造できる能力を醸成します。
学部のカリキュラムへ大学院工芸科学研究科 デザイン学専攻

デザイン学専攻では、現代社会の複雑な課題に対し、問題現象の底流にある真の構造を見抜き、諸技術を編集して解決策を提示できる人材の育成を目指しています。モノの造形に留まらず、新たなサービス創造や社会実装を担う「ソーシャルインタラクションデザイン」を実践するため、「価値創造」「異分野連携」「社会構築」の能力を養います。プロダクトやテクノロジーなど幅広い専門知識を統合するPBL(プロジェクト学習)を軸に、産業界や自治体、海外機関と緊密に連携。また、美術工芸資料館と連携したキュレーション教育による学芸員養成や、ロンドン芸術大学とのダブル・ディグリー・プログラムといった、グローバルかつ多角的な学びの場を提供し、次世代のデザイナーを輩出します。
大学院のカリキュラムへ工繊デザインロゴマーク
本学の歴史は、明治維新後の殖産興業において中核を担った養蚕場をその源流としています。このロゴマークは繭の形と、それを形作る、細く、長い糸をモチーフにしており、過去から現在、そして未来へと、脈々と繋がる歴史の継承を体現しています。また、この円は工繊デザインの中心概念でもある「ソーシャルインタラクションデザイン」の生態系を捉えた形そのものであり、異なる領域が融合しながら、多元的な価値の創造を目指す工繊デザインの理念を反映しています。
2025年度工繊デザイン広報チームによって作成されました。