赤井 愛
AKAI AI
教授

プロダクトデザインを通じて、障害や困りごとを抱える当事者と共に課題を解決し、その成果を社会に届けることを目指しています。中心的なテーマは、視覚障害のある子どもたちのための道具づくり。「知りたい」「やってみたい」という好奇心や主体性を育むための療育玩具・ツールの開発に取り組んでいます。感性工学の手法を用いてユーザビリティや心理的効果を検証するなど、つくることと検証することの両輪で研究を進めています。これまでに、盲導犬とユーザ双方の負担を軽減するハーネスや、義眼を使用する子どもにフィットする眼帯などを開発し、いずれも現在も継続して活用されています。



研究室では学生たちとどのようなプロジェクトや取り組みを行っていますか?
建築金物や服飾資材など多彩な分野の企業と連携しながら、「デザインしたものを本当に誰かの手に届ける(≒製品化)」ことを目標に、様々なかたちでのものづくりを実践しています。工業的なものだけでなく、「新しい"おまもり"をデザインして、実際のお祭りで授与する」といったユニークなプロジェクトにも挑戦しています。プロダクトを通した新しい体験を創出するために、現場の方々の声を聞く機会や工場見学なども大切にしています。
ゼミや講義を通して学生とはどのように関わっていますか?
「前提を疑い、問いを深めること」と「機構も含めて作り込むこと」の両面を大切にしながら、学生一人ひとりのテーマが本人の想像を超えたところまで育っていくよう、サポートしています。必要に応じて他分野の専門家と連携しながら、多角的な視点でともに考えることも大切にしています。
他にはない京都工芸繊維大学の魅力は何ですか?
コンパクトなキャンパスの中に、素材を生み出すところから、何かをつくり、誰かに届け、社会をかたちづくるところまで、本当に多様な学びの扉が開いている大学だと感じています。
受験生に向けてのメッセージ
デザインの語源は「意図する」こと。ともに課題を見つけ、向き合い、意図を丁寧に積み重ねていきましょう。