畔柳 加奈子
KUROYANAGI KANAKO
助教

プロダクトデザインおよびデザイン方法論を専門として、共創デザインアプローチに基づく実践的研究に取り組んでいます。人々の行動や価値観を観察・分析し、多様な主体との対話や協働を通じて、地域社会における潜在的な課題を探索しています。主な研究テーマは、防災や避難所に関するデザイン、子どもの学びや遊びの環境づくり、地域コミュニティにおける参加型デザインなど。企業での製品開発経験を活かしながら、ビデオエスノグラフィーやプロトタイピングを用いて、社会実装を見据えたデザイン実践と教育研究を進めています。



研究室では学生たちとどのようなプロジェクトや取り組みを行っていますか?
この研究室では、企業といっしょに新しい商品を考えたり、建築を学ぶ仲間と協力して建造物のデザインに挑戦したり、伝統工芸の技術を使って今の暮らしに合ったモノをつくったりしています。どのプロジェクトでも大事にしているのは、現場に行って、よく見て、よく聞くこと。フィールドワークと呼ばれる方法で、人の様子や場所を丁寧に観察し、それを元にデザインのアイデアを練っていきます。
ゼミや講義を通して学生とはどのように関わっていますか?
大学では、デザインの基本を学ぶ演習や、ものづくりの課題に取り組む授業を行っています。また、「デザイン方法論」という授業では、どうすればよいデザインができるかという考え方を学びます。研究室では学生一人ひとりの関心を大切にしながら、丁寧な調査と論理的な思考にもとづいた研究ができるようにサポートします。学年を超えて意見交換ができるように、学部生と大学院生が一緒に活動するゼミも開いています。
他にはない京都工芸繊維大学の魅力は何ですか?
キャンパスはそれほど大きくありませんが、その分、学生や先生との距離がとても近く、アットホームな雰囲気のなかでじっくり学ぶことができます。大学がある京都は、伝統文化と最新のカルチャーが交ざり合う魅力あふれる町。おしゃれなお店もたくさんあって、自転車でどこでも行けるのも魅力です。美しい川や山も近くにあり、「京都で学生時代を過ごした」という思い出は、きっと一生の宝物になるでしょう。
受験生に向けてのメッセージ
みなさんが将来出会う仕事の中には、今まだこの世に存在していないものもきっとあるはずです。そんな未来に向けて、何を学べばいいか迷うかもしれません。でも、デザインを学ぶことで、「人のことを深く考える力」や、「世界の見え方を変える力」が身につきます。時代が変わっても、こうした力はずっとあなたの味方でいてくれるはずです。一緒に学び、考え、つくってみませんか?